はじめに:少年野球は「観戦」ではなく、子どもと一緒に関わる場です
少年野球に関わるようになると、多くのお父さんが最初に悩みます。
「いったい、何を着て行けばいいんだろう?」
チーム方針にもよりますが、お父さんにとって少年野球は、ただ試合を眺める場所ではありません。
子どもと一緒にグラウンドに立ち、準備や片付けを手伝い、練習や試合を支える場所です。
送迎だけのつもりで行った日でも、
道具運びを頼まれたり、ボール拾いをしたり、
気づけば塁審をお願いされることもあります。
つまり父親は、
「観客」ではなく、子ども側の大人として見られる立場になります。
この記事では、
初めて子どもが少年野球を始めることになったお父さん向けに、
- 少年野球の現場で求められる服装のマナー
- なぜその服装が“正解”なのか
- 迷ったときに選べば失敗しにくい装備
を、実体験と分析を交えて整理します。
ここで紹介するものは、どれも少年野球では持っていたほうがいいアイテムです。
少年野球の服装には「暗黙のマナー」があります
少年野球は、個人で完結する趣味ではありません。
チーム、保護者、対戦相手チーム、地域で成り立つ、いわば小さな共同体です。
その中で父親は、
- 子どもを支える立場
- チーム運営を支える大人
- 他の保護者からも見られる存在
になります。
だからこそ、服装には
「動きやすさ」だけでなく、「清潔感」「落ち着き」「場に合っているか」
が求められます。
たとえば、
- ジーンズ
→ グラウンドには向いていない印象 - 派手な柄
→ チームの雰囲気から浮きやすい - ハーフパンツ
→ 観戦だけなら問題なくても、手伝いでは好まれないことが多い
もちろん、チームごとに雰囲気の違いはあります。
ただ少なくとも、これらは「無難」とは言えません。
「無難であること」 は、少年野球の服装において大きな価値です。
1. スポーツウェア上下:父親の立場を一番表す装備
少年野球の現場で、まず目に入るのがスポーツウェア上下です。
かつては、
いわゆるシャカシャカ音のするウィンドブレーカーや、
とりあえずのジャージ姿が主流でした。
しかし最近は、
- 動きやすい
- 音がうるさくない
- 見た目が落ち着いている
こうした要素を兼ね備えたウェアが選ばれるようになっています。
グラウンドでは、
- しゃがむ
- 腕を上げる
- 子どもとキャッチボールをする
- 荷物を持って歩く
といった動きが頻繁にあります。
ゴワつく服装では、それだけで疲れます。
迷ったらこれ
結局、最初の一着として失敗しにくいのは、このタイプです。
Mizuno Pro テックシールド(上下)
従来のウィンドブレーカーは、防風性の代償として
「ゴワつき」「伸びない」「シャカシャカ音」という弱点を抱えがちでした。
少年野球の現場では、父親は“動く大人”なので、この弱点がそのままストレスになります。
テックシールドは、いわゆる昔の“布帛ウィンド”と違い、
ニット構造でストレッチ性を残したまま、防風性を確保する方向に振っています。
ここが一番大きい差です。
これが効く理由
- ジャージ上下より「風で体力を削られにくい」
河川敷や校庭は風が抜けます。ジャージは動いている間はいいですが、止まった瞬間に冷えます。防風があるだけで、体力の削られ方が変わります。 - 昔のシャカシャカウィンドより「動作が止まらない」
腕を上げる、しゃがむ、荷物を持つ。ストレッチがないウィンドはここで突っ張り、地味に疲れます。テックシールドは“引っかからない”方向です。 - 見た目が落ち着いていて「父親として浮きにくい」
派手な切り替えや大ロゴが少ないので、チームカラーや雰囲気を邪魔しません。最初の一着として無難の強さがあります。
上下セットで準備をして置き、季節によって調整しましょう。
2. 靴:スニーカーで行くと、すぐに汚れてしまいます
「最初は普段のスニーカーでいいかな」
そう思うお父さんは多いです。
スニーカーでも大丈夫です。
ですが、グラウンドに通うようになると、
やっぱり靴は必要かなと思うかもしれません。
スニーカーでグラウンドに行くと、まず汚れます。
砂や土で一気に傷み、「この靴はもう普段履きには使えないな」となりがちです。
そして結局、
「少年野球用に、もう一足買おう」
という流れになります。
風の強い日の砂ぼこり、雨上がりのぬかるんだグランド、
こんなの状況は普通にあることです。
この場合スニーカーではちょっと不利です。
実際に、ぬかるんだグラウンドで普通のスニーカーのまま滑って、
尻もちをつくお父さんを見たことがあります。
運動神経はそこそこ良いはずの私自身も、
スニーカーで塁審をやったときに、
何度か滑りそうになりました。
そう考えると、
最初から野球用のトレーニングシューズを一足持っておくのは、決して早すぎません。
迷ったらこれ
「結局あとで買うなら、最初からこれでいい」
そう思える一足です。
New Balance Fresh Foam T3000(野球用トレーニングシューズ)
「普段のスニーカーでも…」は、ほぼ全員が一度通る道です。
ただ、少年野球のグラウンドで求められるのは“直進性能”ではなく、
土の上での横移動・急停止・ぬかるみ対応です。
スニーカーはメッシュで砂が入ったり、ソールが路面向けで滑ったり、
つま先が削れて壊れたりします。結果的に買い直しになります。
これが効く理由
ランニングシューズより「土で滑りにくい」
ランニング靴は舗装路の直進用。塁審の小走りや、方向転換のたびに“ズルッ”が起きやすいです。アップシューズはそこに合わせています。
普段スニーカーより「汚れ前提で気がラク」
砂・赤土は避けられません。最初から“グラウンド用”を作ると、普段靴を守れます。結局この方が財布にも優しいです。
3. アンダーシャツ:快適さは、長く関わるための装備です
アンダーシャツは、最初は軽視されがちです。
「Tシャツで十分では?」と思う方も多いでしょう。
ですが、実際にグラウンドで動くと、
- 汗でベタつく
- なかなか乾かない
- 風が吹くと体が冷える
といった不快感が出てきます。
少年野球は、
動く → 止まる を何度も繰り返す環境です。
体温管理ができないと、想像以上に疲れます。
アンダーシャツは、
プレーのためというより、
父親自身が快適に関わり続けるための装備です。
迷ったらこれ
迷ったら、まずはこれを着てみてください。
ActiveM(アクティブーム) アンダーシャツ
アンダーシャツは「性能だけ」で選ぶと、正直どれも似て見えます。
でも少年野球の父親は、毎週末・早朝から夕方まで付き合うことが多い。
そこで効いてくるのが、ストレスが少ない着心地と、気分が上がる要素です。
ActiveMは“ガチガチのコンプレッション”ではなく、
締め付けすぎない方向で、見た目もちゃんと格好良い。
このバランスが、パパ層に刺さる理由です。
これが効く理由(比較つき)
Tシャツ直より「汗ストレスが減る」
汗のベタつき、乾きの遅さ、冷え。ここが減ると、体力と機嫌が残ります。家に帰ってからの疲れも違います。
ピチピチ系より「長時間でも疲れにくい」
強い着圧は、合う人には良いですが、父親世代にはストレスになることが多いです。ActiveMは締め付けすぎない方向です。
ただの速乾インナーより「気分が上がる」
少年野球は継続戦。機能だけでなく、着てテンションが上がる要素は意外と重要です。結果的にサポートが続きます。
4. サングラス:目を守る装備として考えていい
サングラスをあまり使ってこなかったお父さんには、少し抵抗があるかもしれません。ちょっと恥ずかしいとか。
ただ、少年野球の現場では珍しいものではありません。
外野ノック、フライの補助、塁審など、
上を見上げる場面は想像以上に多く、
強い日差しや照り返しは確実に目に負担をかけます。
サングラスは、おしゃれだけではなく、機能として
目を守り、判断を遅らせないための装備です。
最初の出費を抑えたい場合は、サングラスは後回しでも問題ありませんが、
日中「やっぱりちょっと欲しいな」と感じる場面は出てきます。
迷ったらこれ
必要になったときに、後悔しにくい選択です。
Oakley Flak 2.0(Asia Fit)+Prizm Field
これが選ばれる理由
日本人の顔に合う形で「ズレにくい」
掛け直す動作が減るのは、作業や審判をする父親にとって重要です。
ズレない=集中が切れにくい、という実用面の話です。
安価なファッションサングラスと違い「割れ方が想定されている」
グラウンドでは、想定外の打球や送球が起きます。
割れる前提で作られていないサングラスは、むしろ危険です。
ただ暗いだけのレンズより「野球で見やすい」
Prizm Fieldは、白いボールと縫い目が背景から浮きます。
暗さでごまかすタイプとは方向性が違います。
まとめ:装備を整えることは、子どもへの向き合い方でもあります
少年野球の父親の服装は、
単なる身だしなみではありません。
- 動きやすい
- 安全
- 場に合っている
この3つを満たすことで、
グラウンドでの時間は確実に楽になります。
ここで紹介した装備は、
どれも少年野球に関わるうえで、持っていたほうがいいものです。
迷ったときは、各章の「迷ったらこれ」を基準に選んでみてください。
子どもが野球を頑張る時間を、
父親として、安心して支えられるように。



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